人の背はどこが伸びるか知ってる?
それは足とか胴でしょ?
あぁ、まぁ、そうなんだけど。。。そうじゃなくてもっと具体的に、、、
んん?なにが言いたいのかよくわからないけど、骨とか答えてほしい感じ?
まぁ、そうなんだけど、そういう言い方されるとあれだね。。
なんだか面倒な人ね。骨端線のことが言いたいんでしょ?
はい。そうです。。。骨端線のことが言いたいんです。。。
人の背が伸びるのは骨が伸びることによるものですが、実際に背が伸びるのに大きく影響がある骨は背骨と足の骨です。
背骨だと頚椎(せきつい)、胸椎(きょうつい)、腰椎(ようつい)。足の骨だと大腿骨(だいたいこつ)、脛骨(けいこつ)、腓骨(ひこつ)です。
そして骨が伸びるのは骨の端っこにある骨端線と呼ばれる軟骨でできた層が骨を伸ばしているからなんです。
この骨端線、身長の伸びのカギを握っているやつなので、重要人物です。
骨端線(こったんせん)とは?
骨端線とは骨の端っこにある軟骨のところで、骨芽細胞が大量に存在しています。
この骨芽細胞が成長ホルモンの作用を受けて増殖し成長することで骨が伸び、背が伸びるという仕組みです。
では、骨端線を成長させれば背が伸びるのではないかと言うことになりますが、まさにその通りです。
背を伸ばしたいのであれば、この骨芽細胞を成長させるのです。さすれば身長は伸びるのであります。
それでは、この超重要人物、骨芽細胞さんへのアプローチ法を探ります。
骨芽細胞さんと仲良くなる方法
ではどのようにして骨芽細胞さんにアプローチするかが私達にとっての課題であり、ターゲットであるわけですね。
なかなか背が伸びる仕組みの真相に迫ってきている感じがして興奮してきました。
あれ、そんなことありませんか?
とにかく、骨端線にある骨芽細胞を刺激せよ、ということでそれには成長ホルモンが欠かせません。
成長ホルモンが骨芽細胞に働きかけるルートは2種類あります。
- 肝臓経由
- ダイレクト
肝臓経由は、肝臓に送られる成長ホルモンからの作用で肝臓で合成された成長ホルモンが血液を介して骨芽細胞に働きかけるもの。
ダイレクトは、その名の通り、骨芽細胞に成長ホルモンが直接働きかけるパターンとなります。
どちらも大切なルートなのですが、成長ホルモンが不足していたり骨端線の成長ホルモンへの反応が鈍いと思うように背が伸びなかったりするので一筋縄ではいかない感じです。
しかもこの骨端線いつまでもあるものではないのです!
骨端線が閉じる?まで
骨端線というのは実はいつまでもあるものではなく、ある時期までしか存在しないのです。
「骨端線」と「身長が伸びる」は密接な関係があるのですが、骨端線は期間限定なので、骨端線が存在している間に背を伸ばし切る必要があります。
その骨端線が存在する時期は思春期が終わるまで。
なんとも儚い感じです。
思春期は、男の子は15歳から18歳。女の子は13歳から16歳くらいです。
これはテストに出るので、ちゃんと記憶しておいてくださいね。
この時期を過ぎると「骨端線が閉じてしまう」のです。
この閉じるという表現ですが、この画像を見てもらうとよくわかると思います。
出典:www.tobitaseikei.com
すごくないですか?
思春期前は思いっきり線が入っていますが、思春期が終わったあと骨端線が閉じると跡形もありません。
これが無なくなる=骨端線が閉じる
ということなんですね。
骨端線を閉じさせない方法
それでは、この骨端線を閉じさせなければ、身長はどんどん伸びるのではないかと考えると思いますが、今のところそういう技術は開発されていないようです。
ただ、一つ言えるとしたら、「思春期を遅らせる」ことで引き伸ばすことはできる事になります。
が、その思春期を遅らせるというのも確実な方法がないというのが実際のところです。
※思春期を遅らせる方法について記事にしてみました
ネットの情報では睡眠時間が多いほうが思春期が来るのが遅くなるという情報がありますが、どこまで信憑性のある話しかわかりません。
でも、これが正しいとすると、寝る子は育つというのはあながち嘘ではないと言えそうです。
ちなみに欧米人のほうが背が大きい傾向がありますが、どうも日本人よりも思春期が来る時期が遅いらしいです。
少し「なるほど」と思いました。
お子さんが小さくて思春期はまだまだ先、ということならこちらの記事がおすすめです。
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