のびたが受ける成長ホルモン分泌刺激試験ってどんな試験なの?
う~ん、僕も詳しくはわからないけど、その名の通り、成長ホルモンを分泌させるための刺激を与えて成長ホルモンがしっかりと分泌されているかをチェックする試験だと思う
なるほど、本当にそのまんまね。。。でも、どんな風に刺激するのかしら、痛いこととかされないかしら?
それは流石に大丈夫だと思うけど、どんな薬が使われるかは事前にチェックしておこうか
おそらくうちののびたも受けることになるであろう成長ホルモン分泌刺激試験とは、試薬によって人工的に食事中、睡眠中、運動中の状態を作ることで、その後に分泌される成長ホルモンの量を測定する試験です。
のびたが受けることになった経緯はこちらの記事をご覧ください。
試薬に使われる薬には身長を伸ばすヒントが隠されているかもしれません、ということで、今回はここで使われる試薬について確認してみたいと思います。
成長ホルモン分泌刺激試験に使われる薬とは?
成長ホルモン分泌刺激試験では、
- アルギニン
- クロニジン
- L-DOPA
- インスリン
- グルカゴン
が使われることが多いようです。(これが全てではありません。別記事でもご紹介したとおり、GHRP-2というものが使われることもあるようです)
この中のアルギニンはこちらの記事でも取り上げていますが、身長を伸ばすサプリとしてはかなり有力なサプリですね。
成長ホルモンの分泌を促すアルギニン。アルギニンで本当に背が伸びる?
成長ホルモン分泌刺激試験に使われる薬のそれぞれの効果とは?
それでは、成長ホルモン分泌刺激試験に使われる薬のそれぞれの効果をざっくりですが、見ていきます。
アルギニンにはどのような効果があるのか?
あらためてアルギニンについてざっくり説明すると、アルギニンには血管を拡張して血流を良くし、エネルギーの産生をスムーズにする働きがある成分です。
アルギニンはよく栄養剤にも使われていたりしますね。
アルギニンを投与することで、運動をしている時と同じ状態にして成長ホルモンを分泌させ、その分泌量を計測します。
これがアルギニンによる検査です。
クロニジンにはどのような効果があるのか?
クロニジンは一般的に高血圧の治療に用いられる薬です。
筋肉を緩めたり血圧を下げたりする働きがありますので、副交感神経が優位になってカラダをリラックスさせて寝ているときと同じ状態を作り出すことで、成長ホルモンの分泌が促されますので、その状態の成長ホルモン量をチェックします。
L-DOPAにはどのような効果があるのか?
L-DOPAとは脳内神経伝達物質のドーパミンで脳内で分泌されるホルモンの一種です。
パーキンソン病の治療に使われることで有名ですが、クロニジンと同様に筋肉を緩めたり血圧を下げたりする働きがありますので、リラックスさせて成長ホルモンの分泌を促すことができます。
インスリンにはどのような効果があるのか?
インスリンは糖尿病の治療に使われる血糖値を下げるための成分です。
どうして血糖値を下げる薬が成長ホルモン分泌刺激試験で使われるかというと、成長ホルモンは食後の血糖値が上がったあとに、インスリンによって下げられたあとに分泌されるもののため、次に説明するグルカゴンとセットで使われるのです。
グルカゴンにはどのような効果があるのか?
グルカゴンはインスリンとは反対に、血糖値を上げて一定に保つことができるホルモンです。
成長ホルモン分泌刺激試験では、グルカゴンにより血糖値を上げたあとに、インスリンによって血糖値を下げ成長ホルモンの分泌状態をチェックするわけです。
成長ホルモン分泌刺激試験のまとめ
このような薬を使って1日のリズムを強制的に作り出し、成長ホルモンの分泌量を測定する試験が成長ホルモン分泌刺激試験というものです。
この成長ホルモン分泌刺激試験を見てみると、「運動」「食事」「睡眠」この3種類の活動のあとに、特に成長ホルモンが分泌されるということなのね、ということがわかりますよね。
成長ホルモン分泌刺激試験では、薬やホルモンによってこの活動を強制的に作り出して、成長ホルモン量をチェックしています。
このことからも適度な運動、しっかりとした食事、深い睡眠の重要性が再確認できた、ということに。
割りとベタな話になりますが、やっぱり規則正しい生活というのが、結果的に身長を伸ばすことにつながるということかもしれません。
あとはそれぞれ運動、食事、睡眠の質を上げることも大切なので、こちらの記事なども参考にしてくださいね。
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