唐突ですが、大人の世界では炭水化物を抜くダイエットがはやっているようで、レストランやファーストフードでも糖質OFFのメニューがちらほら。
モスバーガーの菜摘(なつみ)バーガーはパンの代わりにレタスを使っていたりします。
ダイエットには流行り廃りがつきものですが、この炭水化物を抜いたり、減らしたりするダイエットは定番になるかもしれませんね。
でも、子どもたちにはあまりおすすめできません。
炭水化物は成長期の子どもに欠かすことができない栄養素のひとつなので、お子さんが体重を気にしていても炭水化物を抜くようなダイエットは避けるべきです。(減らすのは良いと思います)
炭水化物は体の中でほかの食品を消化するエネルギー源となる成分です。
また、脳で使われるエネルギー源として有名なブドウ糖は炭水化物の一種なので、頭の回転という観点からも、炭水化物を抜く食事はあまりおすすめできるものではありません。
頭の回転が悪くなるというだけでなく、脳が働らかないことには体も成長しなくなります。
脳は成長ホルモンを分泌する重要な体の器官です。ここに十分な栄養を与えないと伸びる背も伸びなくなるというものです。
バランスの良い食事、と言われても難しいのですが、今回は食事を和食にするだけで解決できるというお話をしたいと思います。
栄養をバランス良く摂るために
食事は炭水化物を含めた栄養バランスの良い食事が理想的ではあるのですが、実際栄養バランスの良い食事と言われてもピンと来ないですよね。
でも、これは食事を和食にするだけで簡単に解決できるのです。
人の必要とする栄養素としては炭水化物、タンパク質、脂質の3大栄養素がありますが、これをバランス良く食事から摂るのはけっこう難しいものです。
3大栄養素をバランス良く食べさせるためにお悩みのママにオススメなのが和食です。
和食にするだけで自然とバランス良く摂れてしまうのです。
和食膳のすすめ
和食にするだけで栄養バランスが良くなる理由ですが、和食の場合の代表的なセット例としては、
- 主食
- 主菜
- 副菜1
- 副菜2
- 汁物
- 果物
なんていうパターンになります。
この基本パターンにそって食事をつくることで栄養バランスが良くなるわけです。
それぞれについて説明していきますね。
主食
主食はエネルギーの補給のために絶対に摂る必要がある炭水化物。
炭水化物としてはお米が純粋に炭水化物だけを摂ることができる食材になりますので、ごはんがおすすめです。
一般的に主食というとごはん以外だとパンもありますが、パンの場合は脂肪や砂糖を一緒に摂ることになってしまうので、理想的な主食は純粋に炭水化物を摂れるごはんとなります。
主菜
主菜はメインのおかずのことで、ここでは魚や肉を使うことをおすすめします。
低カロリーで高タンパク質のものかベストですが、子供が好きなから揚げやフライでもOKです。ただ、お肉の場合は出来る限り脂身の少ない部位が良いですね。
お肉で脂身の少ない部位といえば、ももやヒレ肉です。鶏肉の場合はササミがベストです。
ササミは鶏の胸肉の一部のことで、ササの葉の形に似ているのでそう呼ばれている部位です。
タンパク質が23%、脂肪は1%程度なので、超理想的なお肉といえます。
お魚にする場合はマグロの赤身、アジ、カツオなんかがタンパク質が豊富なお魚です。
高タンパクの食材は他にもたくさんあります。
高タンパク、低カロリーの食材についてはこちらの記事を参考していただければと。
副菜
緑の野菜系、根菜、海藻類など主菜でとれない栄養を補う役割をになっています。主菜に油を使っている場合は、副菜には油を使わないものを選びましょう。
副菜は2つくらい欲しいところですが、どんなものを作ってよいか迷ったら、クックパッドやオレンジページなんかを活用すると良いと思います。
栄養のバランスを考えるあまりお子さんが苦手なものを作って食べないことがないように、食べやすいものにしてあげることを優先してあげましょう。
汁物
汁物はやっぱりみそ汁がおすすめです。発酵食品であるみそで腸内環境も整える効果が期待できます。
おすすめの具材はとうふ、わかめ、根菜あたりですが、味噌汁でもいろんな工夫をして、主菜、副菜で摂れない栄養を摂ることも可能です。
味噌汁レシピはコチラの味の素さんのサイトなんかも参考になると思います。
果物
食後の果物はビタミンや食物繊維の補給に効果的です。
果物というとカロリーが高いイメージがあるのですが、低カロリーな果物だとこのあたりがおすすめです。
- みかん
- いちご
- りんご
- キウイフルーツ
- オレンジ
- グレープフルーツ
まとめ
食事を和食にするだけで様々な種類の食材を摂ることになるので、自然と栄養バランスの取れた食事になります。
もちろん、主菜にどのようなものを使うか、副菜に何を持ってくるかなどによって違いが出てきますが、洋食、中華などと比較すると栄養バランスとしては良くなるのではないかと思います。
ただ、品目が多くなるので手間がかかる、そして、小鉢なんか使うと洗い物が増えることになります。。。
まぁ、何事も毎回きっちりにするとストレスにもなってしまうので、「和食にするとわりと栄養バランスが良くなるんだよね」くらいに覚えておくだけでも良いと思いますよ。
無理をしないのが一番です。
それでも栄養バランスが、、、という場合は栄養補給サプリもありますので、それを活用する手もありです。
NHKの所さん!大変ですよ。という番組では、サプリでストレスから開放されたという親子の話が紹介されていました。
番組で紹介されたサプリについてはこちらの記事を参照してくださいね。
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