身長を伸ばすためには骨の端にある骨端線が開いている必要があります。
骨端線が開いている間は軟骨細胞が増殖しますので、骨が伸び身長も伸びますが、一転、骨端線が閉じてしまうともう骨は伸びませんので、身長が伸びることはありません。
インターネット上では、骨端線が閉じても復活させることができます、というような情報が見られますが、実際には閉じた骨端線を復活させることは出来ません。
陽はまた昇りませんでした。。。
はい、というわけでおしまいです。
と、私たち子供の身長を伸ばすためのことを日々考えている親の立場としてはこのまま終わるわけにはいきませんので、骨端線が閉じても身長を伸ばすことができる可能性を模索するわけです。
今回はそんな内容になっています。
骨端線が閉じれば背は伸びない、は定説ですが、それに対しても抗い子供の身長を伸ばす方法はあるのでしょうか。
骨端線を閉じさせるものとは?
まずは骨端線が閉じゆく仕組みについての理解から始めましょう。
骨端線は思春期=成長期が終わるとともに閉じていきますが、骨端線を閉じさせる成分というのがあります。
それが、女性ホルモン。
女性ホルモンの分泌が活発になると骨端線が閉じて骨が固くなるんです。
女性ホルモンが身長の伸びを止めてしまうなんて結構意外ですよね。
女性ホルモンは性ホルモンの一つなのですが、性ホルモンは思春期の初期では成長ホルモンと共に骨端線を刺激して成長を促す働きをします。
そして、思春期の後半では骨端線を閉じて大人の体に移行させる働きをします。
特に女性ホルモンが骨端線を閉じさせる働きが強いと言われていて、これが女の子の方が早く身長の伸びが止まる理由とも考えられています。
骨端線が閉じるのを遅らせることはできるのか?
骨端線を閉じさせるものが女性ホルモンであることは分かりました。
そして、骨端線が閉じたら背は伸びない。
残念ながらこの事実もどうすることも出来ません。
では、
骨端線を閉じないようにすることや、閉じるのを遅らせることは出来ないのか?
ということを考えるわけですが、残念ながらそのような方法は今のところないようです。
うーん、残念。
ただし、メラトニンという物質には性ホルモンの分泌を抑制する働きがあると言われています。
ということでメラトニンを摂取すれば多少は抑えられるかもしれません。
メラトニンについては、こちらの記事も参考にしてください。
骨端線は復活するのか?
しつこい感じですが、再び骨端線は復活するのか?というお話です。
残念ながら現代医学で骨端線を復活させる方法は存在しないようです。
また、医学的に科学的にも骨端線を復活させられるような方法は今後も出てこないのではないか言われているようです。
やはり、骨端線を復活させて身長を伸ばす、という考え方は捨てたほうがよいですね。
骨端線が閉じても身長を伸ばす方法はあるのか?
ということで、骨端線が閉じても身長が伸びる方法はないものか?という考え方にシフトしていくわけです。
この方法については過去の記事でも何度か触れているのですが、骨端線ではなく軟骨がポイントとなります。
実は骨端線も軟骨の一つになるのですが、身長が伸びるのはこの部分の骨芽細胞が成長して骨が伸びる、という仕組みになっていて背が伸びるのです。
詳細はこちらの記事をご覧ください。
これは知っておかないと。身長を伸ばすカギを握る骨端線(こったんせん)とは?
この記事でも述べている軟骨を成長させることにより身長を伸ばそうということです。
全く可能性がない、ということではないわけです。
骨端線復活についてのまとめ
- 骨端線は復活させることは出来ません
- 骨端線を閉じさせるのは女性ホルモン
- メラトニンには性ホルモンの分泌を抑制する働きがあると言われています
- 骨端線が閉じたら軟骨を成長させることを考えよう
- 骨端線は復活させることは出来ません(何度も言いますが。。。)
やっぱり、骨端線が閉じる前にしっかりと身長を伸ばし切ることが大切です。
メラトニンについては以下の記事を
軟骨については以下の記事をどうぞ
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