身長の伸びは思春期が終わるまでということを説明してきましたが、思春期が終わるまでと言っても、それまでには大きく分けて2つの期間があります。
1つは思春期が来るまでの期間、そして、もう一つが爆発的に身長が伸びる思春期(成長期)です。
それぞれの期間で効果的に身長を伸ばす方法がありますので、その違いと方法を知っておきましょう。
親なら知っておくべき!年齢別身長を効果的に伸ばす方法
まず2つのグループを明確にします。
Aグループ
Bグループ
10歳から15歳位=思春期が到来してきていて、丁度背が急激に伸びているタイミング。でも、骨端線は少しずつ閉じてきている子どもたち
また、厳密にはCグループとして思春期、いわば成長期が終わっていて骨端線が閉じている子どもたちのグループもありますが、若干特殊なケースになってくるのでここでは取り上げません。
10歳未満のAグループに最適な身長を伸ばすための対策
この時期は骨端線が十分開いていますので、まだ余裕がある時期と言えますが、子供なんてあっという間に大きくなってしまうので「まだまだ大丈夫」なんて悠長なことを言っている場合ではありません。
大切なのは子供の身長をしっかりと把握すること、最低でも月に一度は背を測り、平均身長との比較や伸長の度合いをしっかりとチェックする必要があります。
うちの場合、にいにいやねえねえの身長を測ることはあっても「伸びたね~」くらいでしっかりと平均値等との比較はしてなかったので反省しています。
ごめんなさい。
10歳未満のAグループで身長が伸びない理由
この時期の背の低さは「幼少時低栄養」もしくは「小学生時代の小食」これが圧倒的です。
この場合は食生活や生活習慣をしっかりと見直すことで成長ホルモンがたくさん出て背が伸びる可能性が十分にあります。
お医者さんでも基本的には成長ホルモンの投与は行わずに、自己成長ホルモンで背を伸ばす方向で指導することが多いようです。
成長ホルモンをいたずらに投与すると、逆に自己成長ホルモンが分泌されにくくなる恐れがあるためですが、そもそも低栄養の子供に成長ホルモンだけを投与しても効果は見込めないんですね。
よって、栄養素を効率的に摂れる食事と睡眠などの生活習慣の改善が重要ということです。
睡眠の大切さはこちらの記事でご紹介したとおりです。
場合によってはサプリなどで栄養を補助してあげるのも有効ですが、まずは食事から十分な栄養を摂らせてあげたいですね。
食事についてはこれからどんどん紹介して行きたいと思っていますので楽しみしてくださいね。
追記:身長が伸びるレシピをこちらでご紹介しています。
10歳から15歳のBグループに最適な身長を伸ばすための対策
通常、女の子では10歳くらい、男の子では11歳半くらいから思春期が始まります。
その後2年くらいはほっといてもグングン、ガンガン背は伸びていきます。
そして、そのあとだいたい3年くらいをかけて背が伸びるのが止まっていく感じですね。
この止まっていく時期とは、要するに骨端線の閉じる時期ということになります。
10歳から15歳のBグループで身長が伸びない理由
このBグループの背が伸びない理由は10歳未満と同じ
- 幼少時低栄養
- 小学生時代の小食
そして、
- 成長ホルモンの分泌不足
- 成長ホルモンの反応力不足
の成長ホルモン系か、
の思春期系のいずれかです。
単純に「これ」という感じには行かないかもしれませんが、お子さんの様子を見ていち早く気づいてあげられるのは、私たち親しかいません。
そのことを肝に銘じて子供の成長を見守りましょう。
成長ホルモンの分泌に関わる場合は成長ホルモンの投与も視野に入れたり、思春期早発傾向であれば、抑制剤を使う必要なども出てきます。
ただしこれは少々医学的なお話なので、診断を受ける必要があります。
一方、生活習慣であれば、家庭での対応(食事、睡眠、ストレスなどの改善)をしていく必要があります。
思春期は体も心も不安定な時期なのでかなり難しい時期ですが、しっかりと見守ってあげたいですね。
見守るだけで背は伸びる?
このサイトをご覧になっている親御さんであれば、子供さんの成長のことを大切に考えているママ、パパだと思いますので、「見守る」なんていうのは言われるまでもないと思いますが、そうは言っても、残念ながら「身長を伸ばすこと」については見守りだけでは不十分というのが現実です。
例えば食事を改善するためには背が伸びる成分を多く含む食材を使ってあげる必要があるように具体性が求められます。
食事で言えば、背が伸びる成分を多く含む食材としておすすめなのが、アルギニンを多く含む食材。
成長ホルモンの分泌にはアルギニンが効果があります。
成長ホルモンの分泌を促すアルギニン。アルギニンで本当に背が伸びる?
このアルギニンが多く含まれる食材が
- 鶏のムネ肉
- 子牛の肉
- エビ
- 大豆
- 胡麻
- ナッツ類
などです。
このあたりの食材を、普段の献立に多く取り入れることを意識してあげると良いと思います。
まとめ
10歳未満であれば、栄養のある食事や生活習慣を改善して、自己成長ホルモンがしっかりと分泌される生活を送る。
10歳から15歳であれば、成長ホルモンの投与、思春期発来の抑制など医学的なアプローチ、そして、アルギニンを多く含む食材を重点的に取り入れる、というのが年齢別の対策となります。
なお、成長ホルモンの投与となるとちょっと大変な話になりそうですが、お医者さんのお世話になる必要もなく成長ホルモンの分泌を促す方法はあるんです。
そのあたりのお話はまた別の機会に。
追記
お医者さんの世話にならない、成長ホルモンの分泌を促す方法とはこちらです。
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