今回は寝る前に食べると身長が伸びなくなるのか?また、寝る前に食べても大丈夫なものはあるのか、ということに関する内容です。
プロテインであれば摂っても大丈夫そうなんですが、本当なんでしょうか。
寝る前に食べると身長が伸びなくなる?プロテインは大丈夫?
身長を伸ばすためにはとにかく栄養、特に4歳までにどれだけ栄養を摂って、どれだけ大きくすることができるかが重要であることを再三ご紹介してきています。
うちののびたみたいに食べない子であればとにかく食べさせることを優先することになりますが、一回の食べる量が劇的に増えたりすることはありませんので、回数を増やすという方法が有効です。
うちののびたで言うと、朝、昼、夕方、夜の4回が標準で、日によっては夜は2回にわかれることがあるので、最大5回食事を摂ることがあります。
5回の食事と言うと、「どんだけ食べるんじゃい」という感じですが、実際には1回1回の食事量が少ないので、トータルでみてもまだまだ栄養が不足しているような始末です。
でも、寝る前の食事は避けたほうが良いです。
その理由とは、、、
寝る前の食事は身長の伸びを妨げる
それにはちゃんと理由があって、成長ホルモンは寝ている間にたくさん分泌されるのですが、血糖値が上がっている状態だと分泌されにくいというこれまた困った性質を持ったものなんです。
身長の伸びに影響する成長ホルモン分泌のメカニズムはこちらの記事をどうぞ
そんな成長ホルモンさんなので、寝る前に炭水化物なんて摂ろうものなら、とんでもなく血糖値が上がった状態で寝始めるわけですから、睡眠中の成長ホルモンの分泌が阻害されて背の伸びを鈍らせることになってしまいます。
血糖値が上がるものは寝る前に食べちゃダメです。
血糖値をあげやすい代表的な食べ物はこのようなものです。
- 白米
- 食パン
- フランスパン
- もち
- うどん
- ラーメン
- パスタ
- じゃがいも
- にんじん
- かぼちゃ
- とうもろこし
- アイスクリーム
- チョコレート
- ショートケーキ
- イチゴジャム
- こしあん
- つぶあん
さすがに子供なので「飲んだあとの締めのラーメン」はないでしょうが、ちょっとごはんとか、アイスとか、ケーキとかはありそうっすね。
要するにGI値(食べてから2時間後までに血液中に入る糖質の量を計ったもの)が高いものが、血糖値をあげてしまう食べ物ということになります。
参考までにGI値が
- 70以上のものを高GI食品
- 55~70の食品を中GI食品
- 55以下の食品を低GI食品
と言う風に分類されています。最近、パッケージにGI値が書かれているものもあったりするので、参考になりますね。
なので、そんなことにならないよう、夕食後には出来る限り食べたりするのを控えて血糖値が下がった状態で眠りにつけるようにしてあげる気配りが必要ということです。
まぁ、寝る3時間前以降には食べるのは控えたほうがいいですね。
それでも、うちののびたのように1回、1回の食事量が少なく、栄養が不足している場合なんかはどうしても食べることになってしまう傾向が強いですが、そんな場合も血糖値をあげてしまう炭水化物は避けて、純粋なタンパク質を含む食べ物をあげるようにしないといけないわけです。
高タンパク、低カロリーの食材はこちらでご紹介していますので、参考にしてください。
よって、食べさせるとしてもタンパク質が豊富なものにしましょう。
プロテインなんかはOKです。
成長ホルモンは寝てから3時間が勝負
血糖値が低い状態で眠らせてあげることができたら、あとは睡眠の質ですね。
成長ホルモンは寝てから3時間の間に重点的に分泌されます。
ここをぐっすりと眠ること、眠れることがとっても大切です。
深い良質な睡眠と身長の伸びの深い関係性はこちらの記事で詳しくご紹介しています。
知ってそうで知らない睡眠時間と身長の深いい関係。背が伸びる時間帯なんてないの?
かなり重要な話なのでチェックしておいてください。
まとめ
寝る前に食べると血糖値が上がってしまい成長ホルモンの分泌を阻害してしまうので、背の伸びを鈍らせてしまうことになります。
特に高GI値の炭水化物は最悪です。
どうしても食べさせなきゃならん、という場合は高タンパク質の食べ物を選びましょう。
また、深い眠りが成長ホルモンの分泌を促す、すなわち身長の伸びに影響するので良質な眠りをとることが重要というわけです。
ちなみに深い眠りについてはグリシンという成分が有効です。
グリシンのサプリ自体もありますが、大人向けのものを子供にそのまま飲ますのはちょっと抵抗がありますので、子供用のものを選んであげたほうが良いです。
これは数少ないグリシンを含んだ子供向けのサプリ(といってもカプセルとか錠剤でなく溶かして飲むタイプです)なので、おすすめできます。
しかも、成長ホルモンの分泌を促す、アルギニンの含有量がハンパじゃありませんので。
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